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学校再編 練り直しを 大阪市議会 長岡氏、陳情採択迫る |
長岡ゆりこ市会議員 2020年3月18日 |
大阪市議会教育こども委員会で陳情の質疑・採決が18日に行われ、「地域、保護者の合意が得られていない現状での『生野区西部地域学校再編整備計画(案)』を強引に進めるのではなく、いったんリセットすることを求める」陳情は日本共産党と自民党が採択を主張しましたが、大阪維新の会が不採択、公明が継続審査としたため、「継続審査」となりました。
同計画案は生徒減を理由に5中学校12小学校を4中学校4小学校に統廃合するもの。2016年に発表され、教育環境や安全、災害時の避難所機能などの面で地元合意が得られず、計画が止まっています。市は11学級以下の小学校の統廃合を市教委主導で進められるよう条例改定を提案。2月21日、大阪維新の会、公明の賛成で可決されました。
陳情書は、西部地域の連合新興町会長など18氏が連名で提出。一月の総合教育会議で出された同地域の学校再編整備計画の進ちょくなどに関する資料の文書が恣意(しい)的に改ざんされているとして文書の訂正を要求。4中学校区とも合意されてないなかで「条例で強行突破すればますます不安と混乱が増大する」と、計画のやり直しとていねいな話し合いを求めています。
日本共産党の長岡ゆりこ市議が意見を表明。計画案は運動場面積が現在通学している小学校の1人当たりの面積の半分以下だとし、「教育環境の改善になっていない。計画は1から練り直しを」と主張しました。
(2020年3月24日付しんぶん赤旗) |