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学校の統廃合やめよ 長岡氏「市民感覚に反する」 |
長岡ゆりこ市会議員 2020年5月20日 |
大阪市議会教育こども委員会が20日開かれ、日本共産党の長岡ゆりこ議員が、市立小学校と高等学校の統廃合計画について質疑しました。
長岡議員はこの計画について、「まるで、新型コロナウイルスによるパンデミック(世界的流行)が起こっていないかのような教育委員会の認識が、市民感覚といかにずれているかを痛感する計画だ」と批判。「今、私たちがするべきことは、一丸となってコロナ禍といわれるこの状況を収束させ、子どもたちが心から笑えるように心のケアをしつつ、学習の遅れを取り戻すことだ」と指摘。「今この時期に統廃合を進める、特に小学校では来年度スタートを予定するとしたら、教職員や子どもたち、保護者のみなさんにさらなる負担をかけることになる」と強調しました。
市教育委員会は「統合に向けた取り組みの一つとして、一緒に学ぶことになる両小学校の児童の交流事業を通じて、統合後の人間関係などへの不安を解消していく」と答弁。これに対して長岡議員は、「子どもたちへのケアが最優先で、学校同士の交流事業などは控えるべき時。コロナ禍の下で学校再編はすすめるべきではなく、再検討が必要だ」と迫りました。
(2020年5月23日付しんぶん赤旗)
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