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学校統合地域目線で

大阪市議会で井上氏「一度止まれ」

井上ひろし市会議員

2021年3月19日

 


 質問する井上議員

19日、大阪市議会

 日本共産党の井上浩大阪市議は19日、市議会教育こども委員会で、3月5日に聞かれた生野区長と「生野区の学校統廃合を考える会」との懇談会時の内容について質疑しました。

 井上議員は、懇談の場で35入の参加者の中から「一度立ち止まってください」という声が強く出たことを指摘。「新型コロナで十分な話し合いができなかったと言うのであれば、学校統廃合はいったん立ち止まるべきだったのではないか」と強調しました。

 その上で「誰のための学校なのか、誰が主体なのか、誰を真ん中に置くかが一番大事」と述べ、2月25日に成立した生野区の学校統廃合を進める「条例」は、地域目線ではなく上から目線の、教育行政になじまない条例だと批判。「立ち止まってと声をあげているのにコロナ(禍)だろうと粛々と進める、こんなやり方が教育なのか疑念を感じざるをえない。これからも区長との懇談の場を継続的に持つべきだ。学校は地域の宝であり地域の拠点である。強引に進めないことが大前提だ」と主張しました。

 井上議員は、懇談の場で同区の舎利寺連合の女性部長から出た「統廃合が決まれば子ども食堂は閉じることになる」という発言を紹介。「朝食をやっている珍しい子ども食堂。子どもたちだけでなく保護者同士の交流の場、大事な居場所になっている」として、舎利寺小学校の子どもたちの居場所の重要性を訴えました。

(2021326日付しんぶん赤旗)