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新教育長任命に反対 松井市長提案に井上党市議 |
井上ひろし市会議員 2022年2月25日 |
大阪市議会本会議が4日開かれ、3月31日に任期満了となる山本晋治教育長の後任に、松井一郎市長が提案した、多田(ただ)勝哉現教育次長の任命を議決しました。日本共産党は任命に反対し、それ以外の会派は同意しました。
2月25日に開かれた本会議で、日本共産党の井上浩市議は、多田氏に対し、市の教育現場における問題点を質疑しました。
昨年4、5月の緊急事態宣言下で、松井市長がオンライン学習を基本とする方針を急きょ表明したことをきっかけに、学校現場に混乱をもたらしたことを指摘。「政治的権力による教育内容への介入・支配は厳しく戒めるべき」だと強く求めました。
小中学校でのテスト漬けや、教員の多忙化の問題について、「これまでの極端な政治介入が、テスト回数を異常なまでに増やし、子どもたちと教員に過重な負担をかけ、多忙化に拍車をかけている」と指摘。これらを多く」「意見がまとまりにくい」から「統一的なルールを決めた」との多田氏答弁に対し、「根本的に考え方が間違っている。結論ありきで無理やり押し付けてはならない」と批判。地域住民の十分な理解と協力、丁寧な議論が望まれると強調しました。
(2022年3月5日付しんぶん赤旗) |