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35人学級もっと早く 大阪市議会委 山中議員ただす |
山中智子議員 2023年11月9日 |
日本共産党の山中智子大阪市議は9日の市議会決算特別委員会で、大阪市の小学校で国基準に基づいて段階的に進められている35人学級について「段階的などと言わず、中学校も含めてもっと早く実施するべき」だとただしました。
コロナ禍を通じてデジタル化やICT環境整備で教育活動の充実を図ることができたという答弁に対し、山中氏は「それはあくまでツールにすぎない。教育活動の根幹は一人ひとりの子どもと向き合い、学力だけでなくその子の喜びやつらさを知り、手を差し伸べられる生きたふれあい」だと強調しました。
中学校の授業見学の様子を紹介。「教室は40人の生徒でいっぱい。この人数の生徒を視野に入れて授業をする先生方は本当に大変だと実感した」と述べ、多くの都道府県や政令市が国の制度に上乗せし独自施策として少人数学級を実施している資料を示しました。 仮に今年度に小中学校を35入学級にする場合、262学級増加し人件費は27億円とする答弁に対し、山中氏は「いま少人数学級の効果が認識される中で、この27億円は市民の理解を得られる金額。小学校の体育賠へのエアコン設置もそうだが、おびただしいテストやあれこれのメニューではなく、教育環境の整備こそやるべきだ」と力を込めました。
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