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国道43号線の料金無料化の社会実験継続を強く求める 環境対策特別委員会で矢達幸市議 |
矢達幸市会議員 2005年7月6日 |
7月6日の環境対策特別委員会で日本共産党の矢達幸市会議員は、環境悪化で深刻な国道43号線沿道の環境問題解消に向けた社会実験の継続を求めて質疑しました。 矢達議員は昨年11月29日から12月26日の4週間、阪神高速西大阪線の大正西料金所を利用する大型車の料金を半額にした社会実験の結果について質問。市は大型車料金を400円から200円の半額にし、阪神高速西大阪線や43号線の交通量、沿道の環境の影響について、11月前のデーターと実験中のデーターを比較した。結果は阪神高速の大型車利用台数が実験前と比べ平日で42%、台数は450台の増加。この内、43号からの転換交通台数は約200台。しかし43号線交通量は実験期間中の方が増加、これは季節的要因が原因と考える。43号線の渋滞状況は市岡元町3丁目交差点神戸行きは改善傾向がみられたが実験によるかどうかは判断できない。沿道環境のうちNO2やSPMについては変化は見られたが、気象変動の範囲内と考える。騒音、振動は殆ど変化はない。結論として沿道環境の環境改善には至らなかったと答弁。矢達議員は、高速料金割引で阪神高速通行車の大型車が200台増えた。それは一定の効果だ。今年4月30日に国土交通省近畿整備局が阪神間の国道沿線の大気汚染度を発表した。高速道路が有料でその下に位置する市岡元町の国土交通省の近畿整備局の観測所、NOxは、0.07PPMだ。ところが43号線の西淀川出来島、高架道路が無料になっている場所では、0.049PPMである。これは高速料金を無料にすれば汚染度が大幅に下がるという国土交通省の自身の数値によって証明されたものだ。そういう事例を認識し、今度は高速料金の無料化での社会実験をやっていただきたいと要望。 市は、今回の実験結果については沿道の環境問題について改善効果が十分確認できなかった。社会実験の継続の重要性は認識している。西大阪線を無料にすることには減収にたいする補償など関係機関等で協議すべきことが多くある。実験対象の車種や実験の時期や期間、事前周知の期間などを協議、昨年より効果的な実験となるよう大阪市として働きかけたいと答弁。矢達議員は問題の解決策は、完全無料化ということしか方法はない。是非頑張っていただきたいと強く要望しました。
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