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廃止すべきは森の宮焼却工場

長谷議員が当局に強く求める

長谷正子市会議員

2008年3月13 日

 3月13日の大阪市会民生保健委員会で日本共産党の長谷正子大阪市会議員は、ゴミ減量施策の推進と森の宮焼却工場の廃止、建て替え中止を求めて質疑しました。

 環境局の予算案では、現在の10工場体制から9工場体制へ1工場廃止する提案がされ、南港工場を廃止するとしています。

 長谷議員は、今回の焼却工場廃止計画は、従来の焼却主義から一歩前進だと評価しながらも、廃止すべき工場は、市内で一番古く市街地に建っている森の宮工場ではないのかと質しました。環境局は、ゴミ減量が順調に推移する中、老朽化や処理能力の観点、輸送効率の悪い南港工場を廃止すると答弁。39年間稼働し続けている森の宮工場の廃止、建て替え中止には言及しませんでした。長谷議員は、「仮称大阪市ゴミ焼却場整備・配置計画検討委員会」を立ち上げるが、ここで「建設必要なし」という結論になればどうするのかと質しましたが、環境局は、「仮定の問題で返答は差し控える」と答弁。

 長谷議員は「委員会のお墨付きをもらいあくまで森の宮工場は建て替えて残そうとするもので許しがたい。市民参加の検討委員会にあらためるべきだ」と強く求めました。

 長谷議員は、森の宮の住民からは環境や安全の問題での不安が多くあり、その声にもまともに答えず、局自身の努力を投げ捨て市民にだけ犠牲をかぶせるやり方が市民の目線の市政なのかと厳しく追求しました。また、ゴミ問題解消には、市民との協同が決定的であり住民と話し合ってこそ円満に事業がすすむとし、反対住民の声をよく聞き、森の宮工場の建て替えは一旦白紙に戻すべきであると強く要望しました。