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大阪市都市計画審議会で、瀬戸議員が 海老江東公園追加案に賛成質疑 都市計画の建議をはじめて提案 |
瀬戸一正市会議員 2008年7月30日 |
7月30日、第2回大阪市都市計画審議会が開かれました。案件は、福島区海老江東公園0、24ヘクタールを新たに都市計画決定するというものであり、日本共産党の瀬戸一正市会議員はこれに賛成するとともに、都市計画決定の後に大阪市が海老江東公園の用地を取得するのに年間2億円しか計上しようとせず8年間もかかることを問題にし、もっと急ぐべきだ、そもそも大阪市の公園建設予算が少なすぎるのではないか、地球環境が大問題になっている今日、抜本的に予算や計画を見直すべきではないかと質疑しました。 瀬戸一正議員は、当局から得た資料をスライドにした表を使って、大阪市の公園用地取得予算が2002年度の113億円から8億円へと14分の1に、公園整備予算が47億円から24億円へと半分近くに、さらに用地取得面積が約24,000平方メートルから1,326平方メートルへと18分の1にそれぞれ激減していること、また、都市計画決定された公園面積約1,270ヘクタールのうち、約881ヘクタール視か開設されておらず、しかも長年、整備の予算もついてないものが135ヘクタールもあることなどを明らかにしました。 瀬戸一正議員は、大阪市が2000年度に策定した「緑の基本計画」は、21世紀中葉に一人当たり公園面積を7平方メートルに、樹木・樹林率を15パーセントにすることを目標にしているが、目標達成のためには、都市公園等ではあと767ヘクタールが、樹木・樹林率ではあと1,790ヘクタールが必要だと指摘したうえで、「地球環境が危機に直面する中で、都市再生の名のもと、高速道路やビルはどんどん都市計画される一方で、公園設置の都市計画は遅れる。こんなことで良いのか」と問いかけ、都市計画法第77条の2の第2項では、「市町村都市計画審議会は、都市計画に関する事項について関係行政機関に建議することができる」と定められていることを示し、これを活用して、都市計画審議会として大阪市の公園や緑はどうあるべきなのか、意見を言うべきではないかと提案しました。 これに対して、高橋都市計画担当課長は、都市計画法に都市計画審議会が建議することができるとされていることは認めながら、「公園や学校の運動場に芝生を張る等は都市計画に関係しない事項で、建議の対象としては馴染みにくい」と答弁しました。 瀬戸一正議員は最後に、「建議というのは初めて取上げたものだから今ここで諮るべきだと言うつもりはないが、大阪市は他に無駄遣いをしていることは一杯あるなかで、緑を抜本的に増やすことをオール大阪市で考えなあかん時期に来ている」と発言しました。
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