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ゴミ減量をすすめ、森之宮焼却工場の立替はやめよ

決算特別委員会で山中議員が強く要望

山中智子市会議員

2008年12月12日

 12月12日の決算特別委員会で山中智子議員は、環境・ゴミ問題について質疑しました。

 山中議員は、この4年間で4割近いゴミを減量し、建て替え予定だった焼却工場を2箇所廃止している横浜市を視察し、その取組や実践も紹介して、市長に環境先進都市をめざすのならリーダーシップを発揮するべきだと質しました。市長は「市民の関心も高まっている。大量生産・大量消費のライフスタイルを見直さないといけない。市民のみなさんと連携して環境先進都市をめざしていきたい」と答えるにとどまりました。

 山中議員は、ゴミ減量をすすめることに関して、廃棄物減量等推進審議会でも指摘された、紙ゴミの分別について、政令都市の古紙回収量を比較した資料を示して質疑しました。大阪市では古紙回収量が他都市に比べ断トツに低く、自然成長にまかせた集団回収で行う程度になっていることが問題で、他都市が集団回収、拠点回収、分別収集を組み合わせてとにかく紙が焼却に回らないように努力していることを見ても、大阪市でも拠点回収などを実現すべきだと強く要望しました。また6割を占める事業系ゴミの問題についても、市内の多くの事業者に対して、事業所のゴミ処理の実態がどうなっているのか、どのようにしてリサイクルルートにのせていくのかなど、専門の部隊を配置してすすめなければならないと要望しました。

 山中議員は、今の環境局のゴミ減量に対する取組は消極的で、ゴミは燃やせばいいという姿勢は変わっていないと指摘し、市長に対し、ゴミ減量の数値目標を打ち出し具体にすすめていくよう求めました。市長は「今後のゴミの量は推計できない」と目標には触れませんでした。山中議員は、ゴミ減量をすすめ、必要ない森之宮工場の建て替えはやめ、コスト的にも環境にもプラスになるように市長がイニシアを発揮して欲しいと強く要望しました。