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学校でのゴミ処理について山中議員が質疑

山中智子市会議員

2009年5月25日

 5月25日の文教経済員会で山中智子議員は、学校におけるゴミ処理の問題に関して質疑しました。

 大阪市では、この間ゴミ減量が大きなテーマになっていますが、今まで手つかず状態だった事業系のゴミ処理についても、分別やリサイクルをすすめることで、ゴミ減量をはかることになりました。この関係で学校も事業所に含まれることから、ゴミ処理に関して、学校への影響などについて質疑しました。

 山中議員は、事業所のゴミ処理の変更にともなって、学校でのゴミの処理はどう変わるか教育委員会に質しました。教育委員会は「学校のゴミ回収は今まではすべて環境局で一括して収集していたが、今年からは一般ゴミと産業廃棄物に分別し、産業廃棄物は学校ごとにリサイクル業者や環境NPOに委託し処理していく事になる」と答弁しました。山中議員は、環境局の事業系ゴミ処理のパンフを使い、学校で発生するゴミがどう分別され、処理されるか示して、処理費用の増加や分別の混乱など、学校の負担増や懸念される混乱への対応について質しました。教育委員会は「地域やPTAの取り組みにも参加し、学校の実態に合わせていく。その上で残った産廃は一定期間調査し教育委員会で処理する」と答えました。

 山中議員は、ゴミ問題・環境問題を考える上で、分別・リサイクルなどに学校でもとり組むことは本来あるべき流れではあるが、「学校にゴミは持ち込まない」「持ち込んだゴミは持ち帰る」と、単に上からの押しつけですすめるのではなく、この問題についてきちんと学習し、理解と納得の上で進めていくことが大事であり、経費削減のためだと言って力尽くでやろうとしてもすすまない、と指摘しました。その上で、各学校と地域、また環境局と教育委員会が積極的に連携して、ゴミ減量をすすめるよう要望しました。