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環科研廃止を否決

大阪市議会委 維新以外の全会派

井上浩市会議員

2015年10月2日

写真 大阪市議会民生保健委員会が2日開かれ、昨年12月と今年2月の本会議で維新以外の全会派で否決されたにもかかわらず橋下徹市長が再提出した、市立環境科学研究所の廃止・独法他と府立公衆衛生研究所との統合に関する議案を維新以外の会派で3度否決しました。

 日本共産党の井上浩市議は、機能強化のために二つを一つに統合すると言うがそれ自体が誤りで、今日の公衆衛生、健康にかかわる事象については、両研究所それぞれの機能強化が求められていると指摘。両研究所は府域・市域で住み分けがきっちりできているはずで、これまでも健康危機時に連携しながら対処できていて、府市の研究所が二つあることで相乗効果や強みがあると強調しました。

 井上氏は、市立環境科学研究所の廃止・独法化、統台は、単に5月に否決された「都構想」に固執していることのあらわれだと述べ、「市民の環境衛生という地方自治体として一番責務を担う部分はそつちのけで、とにかく大阪市の廃止・分割構想の復活しか念頭にない」と批判。「これまで市立環境科学研究所が果たしてきた重要な役割を継承・発展させていくことがわれわれの使命だ」と述べました。

(2015年10月3日付しんぶん赤旗)