日本共産党の長岡ゆりこ大阪市議は23日の市議会環境対策特別委員会で、一般廃棄物の最終処分計画、大阪市の深刻な地下水汚染公害、長居植物園における生態系の現状について質疑しました。
現在、最終処分先は、夢洲(ゆめしま)1区にある北港処分地など2カ所。長岡氏は、夢洲の当初の埋立計画はあと3年で大きな危機感があると指摘。「護岸整備の問題から、埋立容量の増大は困難」との答弁に対し、「IR・カジノのハコモノ建設を強引に進め、土壌対策に788億円もの公金をつぎ込むのでなく、市民生活に絶対に必要な最終処分場の延命化にこそ使うべき」だと迫りました。(長岡議員提出資料)
ダイキン工業淀川製作所が汚染源の有機フッ素化合物PFOAの公害が広がる中、「環境白書に記述が盛り込まれたことは、周知の点で一歩前進」だと評価。引き続き、土壌・農作物・血液の調査徹底を求め、市消防局に対しPFOS含有の泡消火剤の切り替え実施を確認し、今後の問題点を指摘しました。
長居植物園で開催中のイルミネーションイベントにより生態系に影響が実際に出ている問題について、「必要なのは動植物や自然環境の専門家によるきちんとした調査研究」だと強く求めました。
(2022年12月24日付しんぶん赤旗) |