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大阪市三セクの野菜産地偽装事件、真相の全面解明と再発防止を

建設港湾委員協議会で下田、石川両議員が主張

 

下田敏人、石川かんじ市会議員

2004年8月31日

八月三十一日、大阪市議会の建設港湾委員協議会がひらかれ、ブロッコリーやカボチャなど輸入野菜の産地偽装事件について、日本共産党の下田敏人、石川かんじ両議員が大阪市の姿勢をただしました。

下田議員は、ATC、WTCなど5K赤字で大阪市三セクへの市民批判が高まっているなか、「大阪港埠頭ターミナル」による青果産地偽装事件は、食の安全にかかわる重大問題であるとともに、三セクのありかたが問われる問題だと指摘。大阪市が真相を全面的に解明して再発防止策を講じ、市民の信頼を回復することは緊急の課題だと強調しました。

下田議員は、今年の三月に告発がよせられて以来の大阪市港湾局の対応・調査を経過を追って示し、そのズサンさを指摘。荷主の指示による偽装は日常化していたと思わざるをえないのに、真相解明の姿勢が希薄だときびしく批判しました。理事者は、「警察が捜査中」などと具体的な答弁をさけました。

石川議員は、荷主の「ローヤル」の社員が常駐し、メモや携帯電話によって偽装の指示をしていたとされているが、港湾局はこうした具体的な現場の状況をよくつかんでいないと指摘。表面的な対応になっていると批判しました。理事者は「資料がない」などと答弁しました。

また、下田、石川両議員は、青果部門は民間にまかせるべきだなどの議論が一人歩きしているが、短絡的な結論を出すのでなく、市民の信頼回復策を講じることが重要だとのべました。