title

 

保育の公的責任を果たし、市民の願いにこたえるべき

 民生保健委員会で山中智子議員が主張
 

山中智子市会議員

2003年9月22日

 22日にひらかれた大阪市議会民生保健委員会で、「大阪市の保育を充実させる会」「城東保育運動連絡会」から、それぞれ32、232、2,053の署名をそえて提出された、公立保育所の民間委託を白紙に戻し大阪市の保育施策の充実を求める請願が審議され、日本共産党の山中智子議員が採択を求めて質疑しました。
 山中議員は、来年度三つの保育園を民間委託するなどの計画について、大阪市は市民に説明をしているというが、安心して保育所に預けたいという親の願いには応えていないと指摘。一つも公立保育所がないエリアもあり、こうした偏在を是正し均等に市民サービスをおこなうことが重要であり、多様な保育ニーズにこたえるというなら、まず市全体の長期の計画をしめすべきだと強調しました。
 また、4年連続待機児数日本一となっている状況の解消をはかるためには、民間委託や詰め込み保育、駅前分園など、小手先の対策ではなく、抜本的な対策が必要だとのべ、保育は財政がきびしいからといって削ってはならない分野であり、公的責任を放棄してはならないと主張しました。
 請願は、自民、民主、公明など与党によって「持ち帰って審議」の扱いにされました。