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保育所は待機児の多い地域で整備すべき

民生保健委員会で渡司考一議員が主張

渡司考一市会議員

2004年3月23日

 大阪市議会民生保健委員会が23日開かれ、日本共産党の渡司考一議員は、保育所の整備予算を翌年へ繰り越しする事について質疑しました。
 当日の委員会で議題になったのは東淀川区の日之出第2保育所の整備費3億円あまりと子育て支援センターを既存の保育所の園庭をつぶして整備しようとし保育所利用者から苦情があいつぎ、計画どおり進まず同整備を翌年へ繰り越ししようとする案。
 同議員は子育て支援センターについては必要な施設であるがただでさえ狭い保育所の園庭をつぶしてやるのではなく他の方策について検討すべきと強調しました。
 また渡司議員はもともと日之出第2と同第3保育所が統合されたのはこの地域に保育需要がなくなったからであり、日之出第2保育所を3億円もかけて建て替えする必要は全くないと指摘し、同じ保育所整備にお金を使うのであれば保育需要と保育所がほぼ均衡している同地域ではなく待機児の多い地域で整備すべきと主張しました。しかし關順一大阪市長は「公立保育所の統廃合、民間委託を行う」とむだな同和予算は継続する一方で必要な公立保育所は縮小するという、市民の願いに反した答弁に終始しましました。