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保育所建設の抜本的強化で、

詰め込み保育、待機児の解消を一刻も早く

民生保健委員会で北山良三議員

北山良三市会議員

2005年3月16日

日本共産党の北山良三大阪市会議員は16日開かれた民生保健委員会で、保育所入所待機児解消問題をとりあげ、「一刻も早く待機児解消を」と大阪市の姿勢を追及、ただしました。

北山市議は、市長の最重点公約である「待機児解消」について、05年度予算案では870名の新たな入所枠を拡大することになっているが、確実に実現できるのかと追及。そして、これまでの「待機児解消」対策にふれ、“入所枠の弾力化”と称して定員の125lを超えている民間保育所が1月1日現在で21ヶ所から28ヶ所に、140l以上が2ヶ所から8ヶ所に、最大では163.3lという異常な状況がうまれていると指摘、「まさに、詰め込み保育をどんどん強め、姑息な手段に終始している」と、きびしく批判しました。        

北山市議は、こうした事態が続けられる背景には、大阪市の保育行政にたいする姿勢に大きな問題があるとのべ、「要請した『新年度入所児童の決定状況』資料を審議日の直前になって拒否した。待機児解消を本気ですすめるつもりならば、この時期の入所内定状況を掌握し流動する待機児の実態をつかみ、議会での真摯な議論に付すことこそ対策の第一歩だ」と、議会軽視の姿勢、待機児状況把握の放棄に強く抗議し、改めるよう求めました。

北山市議は、「待機児解消の名のもとに、いったいいつまでこんな詰め込み保育をつつけるのか。抜本的に予算措置をとり、保育所建設に力注ぐべきだ」と迫りました。