公立保育所の民間委託やめ、郊外保育所存続せよ

文教経済委員会で山中智子議員

山中智子市会議員

2006年6月27日

　６月２７日の文教経済委員会で、日本共産党の山中智子議員は、公立保育所の民間委託凍結を求める陳情と郊外保育所の存続に関する陳情について質疑しました。

　公立保育所の民間委託について市は、「待機児解消のための入所枠拡大」や「効率化」を理由にすすめています。山中議員は「ある地域では登録されている待機児が７８人いるのに対し、民間委託の入所枠拡大で１０人程度の解消という計画は現状に合わない。直ちに公有地を提供してでも保育所を建設して対処すべき」と要望しました。さらに、民間委託には、発表から実施まで１年間の期間を設けるとした市自らの基準を守っていないこと、そして今後保育士の新規採用がされないことで保育現場の負担が増大していることも指摘。直ちに改めるべきと質しました。子ども青少年局は「安心して子を産み育てられる環境を築くために民間委託をすすめる」と従来の答弁を繰り返しました。山中議員は、現実には市が無理矢理すすめる民間委託が保育所の親に大きな不安を与えていることに目を向けていない態度を厳しく指摘しました。

　また郊外保育所は廃止された今も切望され、いますぐ跡地をどうするか計画がない中で、何らかの子育て支援に役立つ活用をするのは当然だと陳情採択を求めました。

　陳情はいずれも与党が継続審議にしました。