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4福祉医療費助成の継続をさらに強く求めるよう

北山議員が陳情採択を主張

北山良三市会議員

2008年11月27日

 日本共産党の北山良三大阪市会議員は、11月27日の民生保健委員会で大阪難病連から提出された陳情第79号「大阪府の重度障害者医療費助成制度の見直しについての陳情書」について質疑しました。

 大阪府は、橋下知事の「大阪維新プログラム」にもとづく財政再建策の一環として、重度障害者医療費助成制度を見直し、一部自己負担現行1回500円(月2回まで)を1割負担(月額2500円)に引き上げようとしています。

 大阪市の平松市長は、6月12日、橋下知事宛に重度障害者・高齢者・一人親家庭・乳幼児の4福祉医療費助成の事業継続を含めた要望書を提出しています。

 北山議員は、「市長が知事に宛てた要望書の主旨は、21年度以降についても現行通り4福祉医療費助成を継続するよう大阪府に求めたものなのか」と市長に真意を質しました。

 平松市長は、「大阪府も大阪市も財政状況の厳しさはあるが、(見直し案は)市民生活に非常に大きな影響を与えるので十分な説明を果たしてほしいと大阪府に申し入れたものであり、大阪市の要望としては現行のまま続けてほしいという気持ちだ」と答えました。

 北山議員は、現行のまま継続するという市長のメッセージは実に明確であり、その方向で市長がリーダーシップを発揮することが大変大事だと強調しました。また、健康福祉局としても市長の見解とずれることがあってはならないと強く求めました。

 答弁にたった健康福祉局長は、「4福祉医療費助成制度は市民のセーフティーネットとして重要な役割を果たしており、市民の理解を得られるような内容になるよう積極的に知事と府市長会に働きかけていきたい」と答えました。

 北山議員は、大阪府議会で10月15日、医師会をはじめ歯科医師会、薬剤師会がそろって提出した『4福祉医療費助成制度は現行制度で維持すべき』との請願が、全会派一致で採択されており、大阪市議会においても全会一致で本陳情書を採択しようと各会派に強くよびかけました。

しかし、本陳情書は、自民、公明、民主党により継続審査の扱いとなりました。