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障害者施策の向上を求める陳情採択求め

清水議員が質疑

清水ただし市会議員

2009年3月23日

 3月23日、大阪市会民生保健委員会が開かれ、日本共産党の清水忠史議員が障害者福祉の向上を求める請願書の採択を求めて質疑に立ちました。

 清水議員は、障害者小規模作業所や障害者ケアホーム・グループホームが果たしている役割の重要性と高い家賃や職員の確保に苦労しながら運営している実態などを紹介し、とくに障害者ケアホームの利用者への家賃補助を他都市の例に倣って創設すべきだと迫りました。

 健康福祉局は「グループホーム・ケアホームに居住する利用者については、自立支援法の見直しの中で、特定障害者特別給付金を支給することが国において検討されている」と述べるにとどまりました。

 清水議員は「ホームの利用料を払えば一ヶ月分の障害年金がなくなってしまう人もいる。国の法律待ちではなく、独自に家賃補助制度を創設することが必要だ」と求めました。

 また、障害者ケアホームの運営安定補助金が、08年度に続き09年度は3,600万円も減額されることを告発し、「利用者の方たちへ日中のサポート体制を充実させる上でも、財政的な支援が必要だ。国が報酬単価を増やせば大阪市が相殺して補助金を減らす。あまりにも冷たいではないか」と批判しました。

 日本共産党が請願の採択を求めたのに対し、自民、公明、民主は継続審議としました。