公立保育所増設を.民間委託・廃止撤回せよ.上野大阪市議

上野とき子市会議員

2009年10月9日

　大阪市議会文教経済委員会で９日、日本共産党の上野とき子議員は、公立保育所の民間委託・休止・廃止計画の撤回と、大幅な保育予算の増額を求め質疑しました。

　上野議員は、大阪市は保育所待機児童を今年も６０８人残したと指摘。巨大マンション等の建設で一気に保育所が必要になっている地域が急増している強調し、少子化対策や保育所入所の市民ニーズに見合う数の公立保育所を今こそ建設すべきだと要求しました。

　こども青少年局は、「社会福祉法人による保育所の新設、増改築、分園の整備などを行い待機児の解消に努めている」と答えました。

　上野議員は、大阪市は経費削減のため公立保育園を減らして、民間委託や民間保育所だけでは保育所待機児童の解消は不十分で、保育の内容についても保護者は不安を持っていると指摘。経費削減をやめ不況の中で高まる市民の保育所入所のニーズに即して地方自治体として公立保育所を廃止せず増やすこと、そして、老朽化している公立保育所の改修、耐震工事、拡充こそ急がなければならない、と主張しました。

(2009年10月15日付しんぶん赤旗)