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幼児死亡で大阪市を追及 立ち入りなぜ怠った |
山中智子市会議員 2010年8月10 日 |
大阪市議会文教経済委員協議会が10日開かれ、日本共産党の山中智子議員が大阪市西区の幼児死亡事件に関して、関係部局と市長の姿勢をただしました。 山中議員は、大阪市が虐待を疑う通報が3月以降3度寄せられ、職員も同マンションを訪問したが応答がなく会えなかったとしていることに対して、「大阪市は立ち入り調査を全国に先駆けて実施し、実績もあり、多くの関係者が『立ち入り調査はできたはずだ』と言っているのに、なぜ立ち入り調査をこの事件ではしなかったのか」と質問しました。 大阪市は、「今回のように応答性がない場合はなかなか立ち入り調査はできない」などと答えました。 山中議員は、増加の一途をたどる児童虐待に見合うだけの職員が配置されていないとのべ、増加し複雑化する虐待の件数に見合った十分な体制があったと認識しているのかと質問しました。 大阪市は、「体制の充実に努めている」と述べるにとどまりました。 山中議員は、「国に対して児童福祉司の増員、配置基準の見直しを求めるべきだ」と要求しました。 平松邦夫市長は、「体制のあり方を探ってまいりたい」と笞えました。 (2010年8月11日付しんぶん赤旗) |