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保護者に誠意尽くせ

森友系保育園問題 井上氏が要求

井上ひろし市会議員

2017年5月22日

写真 日本共産党の井上浩大阪市議は22日、市議会教育こども委員会で、学校法人「森友学園」系列の「高等森友学園保育園」(大阪市淀川区)に対する保護者等からの開園日数や開園時間、保育内容に関する苦情や改善の要望に対する区役所や市の対応について質疑しました。

 井上議員は、保護者説明会で、市が苦情や要望について「保護者とのやりとりに記録も記憶もない」と鋭明したことを批判。「引き続き、園児の今後のことについて対応する際には、保護者の声をよく聞くべきだ」と求めたのに対し、市は「丁寧に対応する」と答えました。

 井上議員は「園でおやつを食べてアレルギーを発症した」「給食が宅配弁当に変わった」「園の休日が多い」など、これまで保護者が区や市に訴えてきた事例を紹介し、「保育園の実態を把握し、適切な対応をしてこなかった市の責任は重大だ」と強調しました。

 井上議員は、国による国有地8億円の値引き、府の橋下徹前知事、松井一郎知事による小学校設置認可基準の緩和、市における高等森友学園保育園への極めてずさんな対応など、「国、府、市にまたがる森友学園との癒着のトライアングルがくっきり浮かび上がった」と指摘。「責任の所在は明らかだ」と、保護者に誠意ある対応を行うよう求めました。

(2017年5月24日付しんぶん赤旗)