大阪市議会民生保健委員会が6日開かれ、日本共産党の姫野浄議員は、同和対策特別事業の根拠となる国の特別法が昨年3月末で終了したあとも、「解同」の要求にこたえて、同和事業を継続・発展させている問題について質問しました。
姫野議員は、同和事業はきっぱりと終結すべきなのに、市は、昨年の7月24日に「解同」と交渉をおこない、様々な要求を受け入れ、「一般施策を積極的に活用し、一日も早い解決を」約束したと指摘。同和地区に新たに福祉計画を立てて実行することを約束したのかと質しました。
福島由撓健康福祉局長は、以前からの主張をくり返し、「解同」と約束したかについては答えませんでした。
姫野議員は、保育所の新増設について、西成区の松之宮保育所と松之宮北保育所を合併して、4億2000万円のデラックスな保育所を建設中だと指摘し、両保育所の合併は同和事業の継続・拡充であると批判。障害者会館や保育所も含め「同和地区」内の福祉施設の管理委託を、「解同」幹部らが運営の中心になっている社会福祉法人に委託するのではないかと貿しました。
井上和郎保育運営鏝長は、委託について否定しませんでした。
姫野議員は、従来の同和対策事業を継続・発展させていくもので、容認できないと強く批判しました。 |