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芦原病院の銀行借入れ条件はすべて健福局が交渉し決定

その上「市が補助金を確保し返済に充てます」の確認書

瀬戸一正市会議員

2006年11月20日

 11月20日に開かれた市議会決算特別委員会で日本共産党の瀬戸一正議員は、りそな銀行が大阪市を相手取り、平成17年6月の芦原病院への2億円融資の返済を求めて訴訟を起こしている問題を取上げ、大阪市同和行政のでたらめさを追及しました。

 瀬戸議員は、りそな銀行の訴状が「大阪市は17年4月時点で、芦原病院の経営は破綻し民事再生の法的手続きを取らざるを得ないと判断しながら、それを隠してりそな銀行に融資をさせようとした」、「りそな銀行との貸付条件の交渉は、専ら健康福祉局が行い」「17年融資に際して、みずほ力銀行から4億円を借入れる見込みがないのにあるというウソの書類を提示していた」、「融資にあたって健康福祉局長が長年、『大阪市が補助金を確保のうえ返済に充てる』との返済確認書を出していた」としている点について質問し、健康福祉局は返済確認書などの事実を認める答弁をしました。

さらに瀬戸議員は「関市長は融資実行の前に健康福祉局から報告を受けており、責任があるのではないか」、「関市長みずからも環境保健局長時代に返済確認書を出しており債務保証をしたことになるのではないか」と質しました。関市長は「確認書を提出したかどうか明確な記憶はない」「融資交渉などの事実関係については裁判の争点になることが予想されるので裁判のなかで市の主張を明らかにしていきたい」と答弁しました。