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破たん状態の都市型遊園地フェスティバルゲート

200億円投入に道理なし

交通水道委員会で矢達議員 調停案受諾に反対

矢違幸市会議員   2004年3月23日  

 23日開かれた大阪市議会交通水道委員会で、破たん状態にある大阪市の土地信託事業の都市型遊園地「フェスティバルゲート」(浪速区)をめぐる調停で、負債総額約380億円(9月末見込み)のうち、大阪市が200億円を負担するという調停案の受諾をめぐって質疑をしました。

 日本共産党の矢違幸議員は、受諾に反対し、「ずさんな計画を実行した信託銀行の責任は重大」とのべ、これ以上の公金投入はすべきでないと主張しました。

 矢達議員「日本共産党は最初からこの事業については、地方自治体としては手を出すべきでないと主張し、失敗の可能性が高いと指摘してきた」とのべ、「与党会派にはこの事業に賛成し、推進してきた責任がある」と強調しました。

 矢達議員は、第三セクタ上二社の時と同じく調停中を理由に議会に必要な情報を公開しないと批判。黒く塗りつぶされた「収支見積表」を示し、「受諾するか否かの態度を決定する委員会に情報を公開しないでどうして受諾の可否が決定できるのか」と強調し、「まず情報公開が第一、すべて議会に明らかにして、その上で態度を決定するというのが先の三セク三社の時の教訓だ」と指摘し、情報公開を強く求めました。

 交通局の担当課長は、「調停中で、信託事業の経営ノウハウに関することなので明らかにできない。調停終了後は情報公開等の趣旨にもとづいて対応していきたい」と情報公開を拒否する姿勢を示しました。

 矢達議員は資料の提出を強く求めました。