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わたし考一議員が土地信託問題について質疑

土地信託の変更、与党が委員会で「留保」

わたし考一市会議員

2007年5月25日

 5月25日大阪市会財政総務委員会が開かれ、わたし考一議員は土地信託問題について質疑をおこないました。四月に「土地信託事業検討会議」がまとめた「土地信託事業の現状と今後の取り組み方針についての最終報告」をもとに、大阪市が賃貸型から「売却型」に土地信託のタイプ変更を提案したもの。

 昨年9月だされた同「中間報告」では、大阪市がおこなってきた4つの土地信託事業(ビッグステップ、キッズパーク、ソーラ新大阪、オーク200)について、信託期間終了後も莫大な借入金が大阪市に残る可能性があることから検討され、ビッグステップなど3つの事業を売却し、その資金を大失敗が明らかなオーク200(弁天町)につぎこもうとしている事が明らかになりました。わたし議員は、3つの事業を売却すれば、市民の大切な財産が水泡に帰すことになり、ましてや、売却した資金をオーク200につぎ込むことは一方的に銀行の負担を軽くするものだと撤回を主張してきました。

 こうした日本共産党の追求の中で今議会で大阪市は三信託の売却益はオークに投入する事はやめ、基金に積みたてる方針を明らかにし、「あくまで個別事業毎に受託行の責任を追及する」と答弁しました。

 わたし議員は、受託行の責任は明らかだが長年、大阪市の意志決定に参画してきた關市長の責任も重大だと批判、關市長は「将来の市民に負担を残さない事が私の使命」と市長自身の責任問題については答弁を避けました。

 自民党など与党も質疑をおこない、この日は市民の批判を意識し、委員会では採決せず、二九日の委員会まで「留保」扱いとしました。オール与党議会では異例の事です。