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「フエスティバルゲート」跡地

パチンコ店認めるな

大阪市議会委 岩崎議員表明

岩崎けんた市会議員

2014年6月25日

 日本共産党の岩崎賢太大阪市議は25日、市議会交通水道委員会で、破たんした市交通局の土地信託事業「フェスティバルゲート」(浪速区)跡地問題について意見表明しました。

 フェスティバルゲートの跡地は、2009年3月に大手パチンコ店経営のマルハン(京都市)が約14億円で購入。このときの契約では事業履行期限を今年3月とし、守らなければ約4億4千万円の違約金が発生すると規定。同月までの5年間はパチンコ店などの風俗店営業はできないとする条件も盛り込まれていました。

 しかし、市は一転、マルハンとの契約を一部変更、パチンコ店や量販店などが入った施設の建設を認め、違約金も請求せず「事業履行」の期限を1年延長しました。

 岩崎氏は「マルハンがこの5年間、違約してまで跡地を放置したままにしていたのは、当初からパチンコ店を開業する予定だったことを示すものだ」と指摘。「わが国ではギャンブル依存症で多重債務や家庭崩壊など大きな社会問題になり、これ以上のパチンコ店の立地が疑問視されている」とのべました。

 その上で「事業が地域の振興、発展に大いに寄与することが求められているのに、パチンコ事業は真逆で、全くそぐわない。一部変更契約には賛同できない」と表明しました。

(2014年6月27日付しんぶん赤旗)