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経済・中小企業

辻ひで子市会議員

 24日にひらかれた大阪市議会計画消防委員会で、辻ひで子議員は、法善寺横丁の消失問題で質疑しました。
 辻議員は、「一日も早く店を再開したい」「一日も早く働かせてほしい」「一日も早い再建を」など、被災した人々の声や市民の思いを紹介し、二度とこのような惨事を繰り返さないための防止対策に市としても厳しく対応するよう求めました。また、大阪市として法善寺横丁を含む道頓堀界隈をどう位置づけているのかとただしました。
 これにたいし、井越助役は、「原因究明がおこなわれ、詳細な防災方向が明らかにされるのを見守っていきたい」と答えるにとどまりました。道頓堀界隈については、「なにわ情緒が色濃く残る町並みで、なにわ文化の魅力あふれる重要な集客都市としての拠点だ」と答えました。
 辻議員は、大阪市は法善寺の風情を残すために「連担建築物設計制度」の適用を検討しているというが、被災者や地元商店街の意見をよく聞くことが大事だと強調しました。理事者は、関係者がまとまってご相談があれば、相談していきたい」と、あくまでまとまって相談にくることが前提だと答えました。
 辻議員は、まちづくりアドバイザーやコンサルタントの派遣助成など、まちづくり活動支援制度など、市の制度を活用しながら、住民、被災者とともに考える姿勢で議論する場をつくるべきだと強調しました。
 (「連担建築物設計制度」 1998年、建築基準法改  正に盛り込まれたもの。建て替えの際、道幅を4メートル以上にしなければならない同法の規定で改築ができない長屋などの救済を目的としたもの。法善寺横丁の道幅は 2・6メートルで、4メートル以上にすると風情が失われてしまう)