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近隣商店の商売、駐輪対策など環境、生活権を守れ

都市計画審議会小南かおる議員

小南かおる市会議員

2004年12月6日

日本共産党の小南かおる議員は、12月6日開かれた大阪都市計画審議会で、放出駅周辺地区計画について質疑し、駐輪対策など街づくりについて要望しました。

大阪市東部に位置する鶴見区と城東区にまたがる放出駅周辺地区計画におの4社いて、1988年に放出駅周辺整備研究会が大阪市、国鉄清算事業団、JR西日本、大阪府で立ち上げられ、道路や公園などの工事の橋上化が進み、今回、建築物の用途制限として、風俗営業などの規制などをするというものです。

地元住民からは、駅前にあふれる自転車対策のため駐輪場や区役所の出張所や図書館など市民が利用する公共施設の建設を求める運動がありました。

小南議員は、放出駅周辺の土地利用のあり方について、「元々、南側の郵政跡地は“高齢者向けの住宅のほか、地域開放型の文化教養、健康増進型の施設”が建設されるという計画があった。こういう計画ならば、5つの商店街も街が賑わうだろうと賛成した」と地元住民の声を紹介。「人に優しい街づくり」「防災等の安全な街づくり」という点は賛成だが、「商業、業務を中心に高度利用を図り、都市型住商複合拠点とした街づくり」というのは、超高層ビルの建設で売り手と入り手だけに有利な流れになり、従前からの住民の意見が無視されていないかと検討を求めました。

また小南議員は大阪市内各地で巨大開発の種地がなくなり、駅前3分の一等地にマンション建設がされ、日照権や風害、工事中の騒音など環境破壊などが問題になっていると指摘。

また駅前に4階建ての駐輪場815台がありますが、昼ごろには満車になり、遠方の高架下140台は減額しても人気が悪い状態です。真摯に利用者の実態を把握し、利用者の立場に立った駐輪対策を求めました。

建設局放出土地区画整理事務所の佐藤博美所長は「要望は今後、関係局と相談しながら、進めていきたい」と答弁しました。