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大気汚染悪化 耐えられぬ 梅田貨物駅の百済駅移転やめよ 計画消防委員会稲森議員陳情採択求める |
稲森豊市会議員 2006年6月21日 |
大阪市議会計画消防委員会が21日開かれ、日本共産党の稲森豊議員が、「『梅田貨物駅の百済駅への移転計画」の中止を求める陳情書」の採択を求め質疑しました。 鉄道建設・運輸施設整備支援機構は梅田貨物駅の開発にともない梅田貨物駅の機能の半分を吹田に、残り半分を百済(東住吉区)に移転させる計画をしています。百済駅には梅田貨物駅の貨物取扱量の半分の年間約100万トンが移り、その貨物を運ぶトラックが一日最大で往復1200台増え、現在の560台と合わせて今の3倍以上の1760台に増加し、環境破壊が心配されています。 陳情は、いま、東住吉区の杭全交差点を中心に、交通渋滞、大気汚染・騒音・振動は深刻で、これ以上の悪化はがまんできない、と訴えています。また、東住吉区でぜん息の子どもたちが毎年200人増加しているとのべ、この地域での大型ディーゼル貨物車の通行量増大は認められないとしています。 稲森議員は、環境基本条例や2005年度に二酸化窒素や浮遊粒子状物質などの環境基準を達成するという大阪市がめざしている環境対策からすれば、いま以上に環境負荷が上昇するような状況は許すべきでないと力説。百済駅周辺の環境アセスメントを実施することを求めました。 市は、「移転に伴う大気汚染等の環境影響について、可能な限り最小限になるように事業者に、低公害の車両による輸送など働きかけてまいりたい」と答弁しました。 自民・民主・公明の与党は発言せず、多数で陳情を継続審議の扱いにしました。
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