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稲森議員、平野郷地区計画について賛成討論

稲森豊市会議員

2007年2月6日

26日に開かれた大阪市都市計画審議会において、日本共産党の稲森豊議員は、平野郷地区特計画について賛成の意見を述べました。

この提案は平野郷の歴史的な町並みを継承し「祭りちょうちんの似合う町」と言うスローガンで良好な市街地を形成するため建築物の高さと用途の制限を行おうとするもので、平成11年以来、地元有志の方と大阪市が協力して運営してきたホープゾーン協議会の要望が実ったものです。具体的には地区計画が決定されたならば今後、地区内において大念仏寺の大伽藍の高さと同じ22メートルを超え、かつ7階以上の高層建築物は建設が禁止されることになります。あわせてパチンコ店など建築基準法別表2(ほ)などで指定されている用途の建築物も制限されることになります。

稲森議員は、地元平野区の議員としてホープゾーン事業を支援さていただいてきた経過もあり、今回の地区計画は画期的で大賛成であることを述べ、その上で、この地区計画がより有効に機能するために、風致地区である杭全神社の西側にある高層マンションが杭全神社の杜の生態系に悪影響を及ぼしている可能性が指摘されていることから、今後マンションの改築に際しては、セットバックなど工夫し日照を保証するよう指導すること。地区内の高さ制限だけでなく、用途地域を現況の土地利用にあわせて日照などについても配慮された快適な居住空間が確保できるよう早急に見直し変更を行なうことの2点の配慮を求めました。

地区計画は全員一致で採択されました。