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阿倍野再開発のD4―1棟の

27階建案は撤回せよ

瀬戸議員が陳情書の採択を主張

瀬戸一正市会議員

2008年6月24日

 瀬戸一正議員は「阿倍野再開発事業のD4―1棟を14階建から27階建にする計画変更案の撤回を求める」など5件の陳情書の採択を求めて 、計画消防委員会で質疑をしました。

 再開発地区の西側ブロックはこれまで「快適な居住空間を備えた建築物の整備をする」という都市計画の整備方針に基づきほとんどのビルが14階建までに統一されています。瀬戸議員は「都市計画で定めた容積率を超える事業計画変更は脱法行為にあたる」と厳しく批判。大阪市が「14階建にすると事業採算性も悪くなって再開発事業の全体収支にも悪影響を与える」としている点についても、27階建にしてもわずかな増収しか見込めず、2120億円の大赤字をつくった責任を市民に推しつけるのは許されないと主張。(参考資料)

 瀬戸議員は、すぐ南側で大阪市が販売したマンションの説明パンフレットに「周辺の道路や建物との間隔を可能な限り大きくとることで、ターミナルエリアとしては数少ない開放感あふれた住環境を住空間を実現しています」と記され、北側マンションの高さや距離まで図で明示していたことを紹介し、「信義則違反・契約違反だ」と指摘した上で、「事業計画変更に固執せず、もう一度立ち止まって直すべきではないか」と質問しました。平松市長は「この案を進めるに当たって、住民の皆さまときちんと話合いをしながら、合意の上で建てさせていただきたい」と答弁しました。