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古い市営住宅でブレーカー落ちる

寺戸議員が実態訴え電気容量の改善迫る

てらど月美市会議員

2009年3月12日

3月12日、大阪市会計画消防委員会が開かれ、日本共産党の寺戸月美議員が、市営住宅の電気容量について質疑しました。

生活様式の変化により電子レンジやエアコンなど電化製品が普及され、日常の電気使用量が増えています。

寺戸議員は、建設年度の古い市営住宅で、同時に複数の電化製品を使用するとブレーカーが落ちるという不便な状況を紹介し、一日も早く改善するよう要請しました。

市営住宅の維持補修は@水漏れなどに対応する緊急補修とA外壁改修や屋上防水や配水管改修など入居者の安全を確保する計画補修があり、電気容量の改善は、計画補修で行われています。具体的には、引き込み盤、配電盤から住戸の幹線ケーブルの容量を増やす工事と、各住戸の分電盤の回路数を増やして電気容量を上げます。

都市整備局は「1975年度以降に建設した住宅は、現状の電気容量と同等〈資料〉なので、1975年以前に建設された住宅について、毎年1,000戸から1,500戸程度を改修している」と答えました。

寺戸議員は今までの実績と今後の計画について質問。

都市整備局は「電気容量改善工事は、約250棟、約15,000戸が改修済み〈資料〉。今後、残り約180棟、約12,000戸を実施したい」と答弁しました。

寺戸議員は、昨年度のように市営住宅の外壁落下事故がおきる電気容量の改善工事が少なくなり計画どおり達成できるのか疑問だと指摘。市営住宅居住者の切実な願いや中小零細企業の景気、雇用対策の面からも早期改善を求めました。

都市整備局は「2009年度の補修にかかわる予定工事はできるだけ早期に発注したい」と答弁しました。