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てらど月美議員が計画消防委員会で要望

市営住宅附帯駐車場の生きた運用を

てらど月美市会議員

2009年5月22日

5月22日、大阪市会計画消防委員会が開かれました。日本共産党のてらど月美議員は、4月1日から市営住宅附帯駐車場の管理をめぐって日常生活に様々な支障をきたしているエピソードを紹介し、早急に改善を求めました。

大阪市は327団地で26,689台(平成20年度末)の市営住宅附帯駐車場を、4月1日から2人一組で月1回巡回し設備の点検や不法駐車などの指導を行います。清掃業務についてはシルバー人材センターに委託しています。

てらど議員は、カークラブ会長に昨年12月と今年2月の2回「市営住宅附帯駐車場の管理方法の変更」などの文書を送付しただけで、説明会を開くこともなく不親切で、全く現場の状況がわかっていないと厳しく指摘しました。

てらど議員は市営住宅居住者から「詳しい説明がない」「身体障害者用駐車場を勝手に契約者意外の者が利用しているが、カークラブや自治会は権限がないので注意ができない」「かかりつけ医師に往診を頼んだが駐車場がないので断られ困っている」「病院で死亡し遺体を寝台車で市営住宅に運ぼうとしたが、駐車場に入れず深夜まで運べなかった」「4月1日以降、一度も清掃されてない」「息子が親を訪ね10分程度で車に戻ると駐車違反の張り紙があり、以前のように来られないと言われ寂しい」など声を紹介。今まで生きた運用で団地の日常生活が成り立っていたものが、今回、十分な説明もないまま、わずか半年で杓子定規に実施した結果、こんな冷たい市政になっていることと主張。

てらど議員は、市営住宅附帯駐車場の空き区画や、公社管理でない市営住宅の粗大ごみ置き場や集会所の駐車場などの一時利用を強く求めました。

龍野課長は「来客者用の需要、駐車場の有効活用の面などから、市営住宅附帯駐車場の管理に支障のない範囲で、コインパーキングの導入など附帯駐車場の空き区画の活用を検討してまいりたい」と答えました。

てらど議員は、高齢化する市営住宅において自治会やカークラブの果たす役割は、ますます重要だと強調し大阪市の見解を求めました。

龍野課長は「今後の附帯駐車場の管理運営においても、自治会やカークラブの協力も必要。これからも自治会などとも十分に連携をしながら管理を円滑に進めたい」と答えました。