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厚生年金会館の建て替えに際しては 現在の2400席は確保すること いなもり豊議員が計画消防委員会で要求 |
稲森豊市会議員 2009年9月11日 |
9月11日、大阪市会計画消防委員会が開かれました。日本共産党のいなもり豊議員は、厚生年金会館の建て替えについて、建築物の用途制限や敷地面積の最低限度の制限、壁面位置を制限する地区整備計画条例案について質疑しました。 大阪厚生年金会館は1968年に設置されて以来、大阪の文化芸術の発展や地域活性化に貢献してきた施設です。全国的な整備合理化計画によって2008年9月に運営停止が一旦決まりましたが、ホール存続を求める署名や市会での意見書決議などが大きな力となり、閉館時期が当初の2008年9月から2010年3月末日まで一年半延期されました。しかし、今年度末、一般競争入札によって、土地、建物が単純に売却されるとホールがなくなってしまう事が懸念される為、将来に渡ってホール設置を義務づける都市計画が6月29日に決定されました。 いなもり議員は、条例案について「劇場という用途に加えて、1,000席以上のキャパシティーを確保すべきという建築物の質と規模の両方を制限する内容である。一般的には制限と言えば上限を制限する場合が多いが、このように下限の制限は非常に珍しい」この条例の意図するものは何かと質問。 提案者である大阪市の担当課長は「このホールを中心とする文化の香りのする街の魅力を後世に残すと言う観点から将来にわたりホール設置を義務付ける都市計画にいたった」と答弁しました。 加えて、いなもり議員は、大阪市の最高の政策決定機関である執行会議や市会の意見書において「開発に際しては現在の大ホールと同程度の機能(大ホール2,400席、中ホール1,100席)を有した施設を整備すること」が明言されていることを紹介し、大阪市はこの方針どおり、現在の2,400席を確保するよう最大限の努力を行ことと、現在の大ホールはフェスティバルホールが再開される2015年まで存続させることを要求しました。 大阪市の担当理事者は「文化施設の重要性に鑑み、地区計画なり条例案なりを上程させていただいている」と当初の方針を堅持することを表明しました。 |