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市営住宅11回落選、優先入居は継続を

稲森大阪市議

稲森豊市会議員

2010年3月12日

 大阪市議会計画消防委員会が12日開かれ、日本共産党の稲森豊議員は、市営住宅の11回落選者特別措置制度について質疑しました。

 大阪市は、市営住宅一般募集に11回落選した人に優先して住宅を斡旋する制度を独自に実施していましたが、優先入居が募集可能な住宅の3分の1を占めていることなどを理由に見直しを計画しています。

 稲森議員は、この制度がなくなれば、40倍、50倍という募集倍率の中で、確実な入居が保障されないとのべ、「絶対的戸数が足らないことや、建て替え用地が余っていても、建設せず民間のマンション業者に売却するとか、戸数を減らしておいて、11回優遇による入居が増えたことがけしがらんというのは、本末転倒だ」と批判。「確実に入居したいという人々に応えるセーフティネットとして機能している」と指摘し、「この制度を見直すのならば、5年半、応募すれば確実に入居するような制度を担保すべきだ」と主張しました。

 平松邦夫市長は、「募集制度全体のバランスに欠けているという課題がある」と答えました。

(2010年3月18日付しんぶん赤旗)