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「住み続けたい・入居したい」の願いを受けて 府・市営住宅問題で質疑 計画消防委員会 いなもり議員 |
稲森豊市会議員 2011年3月3日 |
3月3日、稲森豊議員は計画消防委員会において、橋下知事が府営住宅を半減させる。あるいは大阪都にして大阪市を解体し、人口を30万人程度の区に分割するなど発言しており、そうなると市営住宅も維持できなくなり、公営住宅が3割もある平野区にとって重大な事態が予想されることから府・市営住宅の果たしている役割について平野区長と副市長に質問をおこないました。 併せて、市営住宅入居希望者の実態を示し、市営住宅を増設するよう求めました。
平野区史では平野区における公営住宅についてどのように記述されていますか? 稲森議員は、最近発刊された「平野区史」は古代から今日までの平野区の移り変わりについて記述しているが、このなかで平野区で総世帯数の3割を占める府・市営住宅についてどのように書かれているか、雪本平野区長に説明を求めました。
「平野区市」には平野区における府・市営住宅とコミュニティーについて書かれている 雪本区長は「平野区では高度成長時代の住宅不足を解決するために、大量の府・市営住宅が区内に建設され、その後の老朽、狭小過密の課題も建替えによって解決しつつあり、団地住まいの人々が平野区の歴史的景観に触れ、住民として誇りを持つとともに新しく形成されたコミュニティーは重厚で良好な住環境の中で育ちつつある」と「平野区史」の内容を紹介し、平野区の住宅団地の状況について答弁しました。
22名中10名の地域振興会連合会長さんは団地を拠点に活躍されている 次に稲森議員は、平野区で引ったくりワーストワンを返上したが、それは地域振興会の青パトなどの献身的な活躍なしには実現しなかったはず。その中心的な役割を担われた平野区内の連合町会22団体のうち、府・市営団地で活躍されている会長さんは何人おられるのか質問。 雪本区長は「22名中10名の方が団地居住されている」と答えました。 稲森議員は、公営住宅建設の歴史経過も実情も把握せず府偉住宅を半減するというような橋下府知事や知事の指南役である上山信一教授の「検証なき断定」は問題である。強行すれば平野区の町は機能しなくなると意見表明を行いました。
北山副市長、橋下大阪府知事の「府営住宅を将来半減する」「市営住宅に移管する」という方針に異論 稲森議員は、募集倍率が毎回30倍以上、収入の減少、家賃が高くて払えない民間マンション、老朽化した文化住宅居住者などが、今後より多く公営住宅を必要とする人が増える中(資料)で住宅を建替えるな、将来半減を目指すという橋下知事の乱暴な考え方について大阪市はどのように考えているのか、北山副市長に公営住宅の役割について直接質問しました。 北山副市長は「大阪市は市営住宅については市民居住の安定を図るセーフティーネットの役割を果たし、地域のコミュニティーの活性化、街づくりに貢献する方向で取り組んでゆく」「具体的な方策もなく住宅を半減するという実現性の低い方針を打ち出しているとところもあるが、大阪市は市営住宅を市民の共有財産として有効活用し、魅力ある居住地づくりに取り組んでゆく」と答弁しました。 |