title

 

市営住宅新規建設を

党大阪市議 入居制度改悪で質問

尾上康雄市会議員

2011年10月19日

大阪市会計画消防委員会が19日行われ、日本共産党の尾上やすお議員が、大阪市営住宅の11回落選者特別措置制度の見直しについて質疑しました。

大阪市は市営住宅一般募集に11回落選した人に優先して住宅をあっせんする制度を独自に実施していましたが、優先入居が募集可能な住宅の3分の1を占めていることを理由に9月に見直しを行い、登録制度を抽選制度に改悪しました。

11回落選者特別措置制度が、いままで通りの登録制であれば、時間はかかっても確実に市営住宅に入居できましたが、今回の改悪で、くじ運の悪い人は永久に市営住宅に入居できなくなります。なお2012年7月末日までの11回落選者特別措置制度の登録者は、現行制度で対応します。

尾上議員は、同制度を見直すメリットについてただしたのに、大阪市側は明確な答弁をしませんでした。

尾上議員は「大阪市の真の目的は、良質で低廉な市営住宅建設を求める市民の声を抑えるために、同制度が不公平であるという難癖をつけて登録者全員を入居させる制度を抽選制へと改悪するもので、市民には何のメリットもない」と批判。

「同制度登録者の希望をかなえ、子育て世帯や、高齢者、障害者、単身者世帯の要望にも応えるには、新規に市営住宅を大量に建設することが確かな解決策である」と強調しました。

(2011年10月23日付しんぶん赤旗)