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“質問取り消せ”橋下大阪市長が一時答弁不能

北山市議に賭博禁止の理由問われ 「風紀乱し動労意欲阻害」と渋々

北山良三市会議員

2012年1月19日

 北山議員は、維新の会がマニフェストで「国際エンターテインメントコンベンション都市の創出」を掲げ、橋下市長がその中核施設としてカジノ誘致を繰り返し公言している問題で、刑法185、186条で賭博が禁じられている理由をただしました。

 ところが橋下知事は質問にまともに答えず、「一問一答になっていない。質問が長過ぎる」「質問を取り消して下さい」と発言するなどして悪態をつきましたが、最終的に渋々、「社会の風紀を乱してはいけない、射幸心をあおり勤労意欲を阻害することを禁じるために刑法の賭博罪がある」と答えました。

 北山議員は、橋下市長が知事時代にカジノ合法化を目指す国会議員との懇談の席で、「日本はギャンブルを遠ざけるが故に坊ちゃん、お譲ちゃんの国になっている。強い国にするためにもカジノ(合法化)法案を通してください」「国民全員を勝負師にする」(大阪日日、10年10月30日付)などと要求してきたことを紹介。提出資料C「いまも考え方は同じか」とただしました。

 橋下市長は「競馬や競輪、宝くじはどうなるのか。禁止にさせてください」とすり替えただけで、カジノを合法化したいという持論は否定しませんでした。

(2012年1月29日付大阪民主新報)