title

 

住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の存続を求めて

てらど議員が質疑

てらど月美市会議員

2012年7月19日

月19日、日本共産党の寺戸月美議員は、大阪市立住まいのミュージアム「大阪くらしの今昔館」の存続に関する陳情書の採択を求めて質疑しました。

住まいのミュージアムは、学術的な検証のもとに実物大に再現された大阪の住まいと暮らしを体感し知的な感動、都市に住まう魅力を発見していただくことを目指しています。

寺戸議員は土居年樹天神橋筋商店街連合会会長や陳情者の「歴史や文化はお金では換算できない」などの声を紹介し、「住まいのミュージアムは、天満宮や繁盛亭、天神橋商店街など街づくりと密接に関わり、文化、観光面でも非常に意義のある市民の貴重な財産だ。商店街活性化のために必至になって頑張っている皆さんの努力に、都市整備局が水をかけるようなことを断じてしてはならない。ボランティアの皆さんに支えられた住まいのミュージアムは、廃止ではなく予算を増やし充実すべきだ」と強調し、検討状況について質問しました。

担当課長は「現在、都市魅力戦略会議において、持続可能なスキームが構築できるよう検討している」と答えました。

住まいのミュージアムは、季節に合わせた年中行事や様々なイベントの催しをボランティアの方と共同で行い、他団体と共催で企画展を行い費用を圧縮し、限られた経費で最大限の効果が得られるよう取り組んでいます。

寺戸議員は、「府市統合本部を先行するのではなくて、採算性や合理性だけでは図れないものがあり、本物に触れることのできる「住まいのミュージアム」の存続を求める願いにぜひ応えるべきだ」と陳情書の採択を求めました。

また寺戸議員は、住まい情報センターのプラザと住まいのミュージアムは、一体的運営だからこそ双方が連携し、相乗効果によるメリットは計り知れないものがある。引き続き一体的に運営してこそ、公的な情報センターだからこそ安心して利用できる。現在の場所で住宅情報センターと住まいのミュージアムを一体的に存続させるよう強く要望しました。

陳情書は、共産党、公明党、自民党、OSAKAみらいの賛成多数で採択されました。