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てらど議員が計画消防委員会で

淀川左岸線2期建設工事の

計画見直しを求めて質疑

てらど月美市会議員

2013年3月14日

 大阪市議会計画消防委員会が14日開かれ、寺戸月美議員が、安心、安全な街づくりをすすめる観点から、淀川左岸線2期建設工事の計画見直しを求めて質疑をしました。

 2期事業は総額約1200億円で、2020年度の完成を目指し、大阪市が今後769億円を負担する巨額の事業。総延長が4.3キロメートルで、そのうちの4キロメートルは、淀川左岸の堤防をスーパー堤防にし、その中にトンネルをつくるという、全国でもいまだかつて行なったことのない工事をしようとしています。

 寺戸市議は、南海トラフでマグニチュード9の地震が起こる可能性が高くなったと指摘。「こういう時だからこそ不要不急の高速道路など大型開発は見直し、中止して橋や生活道路、住宅の耐震化など地震への備えを図ることが必要だ」と述べ、堤防内にトンネルをつくるこの2期事業には、「多くの学者、専門家などから地震発生時の安全性に大きな問題があると指摘されている」と強調。阪神淡路大震災で淀川左岸の堤防が液状化し、3メートルも陥没したことを示し、「2期事業の計画を見直し、一刻も早く淀川左岸の堤防の強化を図り、市民の命と財産を守るべきだと」と計画の見直しを強く求めました。

 大阪市は、「淀川を管理している国交省にたずねると、『日常点検に置いて安全性には問題ないということで管理している』との回答を得ている」と、無責任な回答に終始しました。