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森之宮北地区計画ただす 大阪市都計審山中市議が質疑 |
山中智子市会議員 2021年9月10日 |
日本共産党の山中智子大阪市議は10日、第2回大阪市都市計画審議会で、「森之宮北地区計画」の問題点について質疑しました。
同計画は、2020年9月に府・市の基本方針とされた「大阪城東部地区開発のまちづくりの方向性」に基づくもの。大阪城公園の東部に位置する同地区は、府大と市人を統合した「大阪公立大学」の新キャンパス整備を中心に、商業施設など複合的な再開発が予定されています。
山中氏は「コロナ禍以前に策定された成長戦略に基づく開発の一環。コロナで財政状況が大きく変わる中、そうした成長戦略自身見直して、今ある学舎を活用して魅力ある大学をつくる発想もある」と主張しました。
7千人の学生が通学予定の新キャンパスでは、自転車通学禁止が原則とされ、駐輪場を約20台しか設置しない計画。「実態を踏まえていない。交通の便も悪い地域で、周辺道路等の違法駐輪につながる」と述べました。
住環境等への影響を心配する声もあり、「7月実施の住民説明会も、コロナ禍で参加をためらった人も多い。地域の声を十分に聞いていない」と指摘。「もっと時間をかけて、地域の皆さんと一緒に、全体像を描きながら進めるべきだ。簡単に後戻りできないまちづくり。急いで決めてしまうのは都市計画としておかしい」と述べました。
(2021年9月15日付しんぶん赤旗) |