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樹木撤去 合理性欠く 井上市議がただす |
井上ひろし市会議員 2023年9月25日 |
日本共産党の井上浩大阪市議は25日の市議会建設港湾委員会で、市の「公園樹・街路樹の安全対策事業」でヒマラヤスギの扱いの見直しを求める陳情などに関連して、撤去・植え替え対象樹木の選定根拠に合理性を欠いていると思われるものが多く合まれているとただしました。
井上氏は「撤去理由を明確に推察することができた樹木が17%。それ以外の樹木は全く不明」とする樹木医による扇町公園などでの調査結果を紹介。「ヒマラヤスギが浅根性の樹木という理由だけで健全な樹木を撤去する措置は国内外にほかに例がなく、科学的合理性を欠く。都市の緑に多様性が求められる世界的潮流にも逆行する」と指摘しました。
「ホームページで詳細な情報を掲載するなど理解を得られるよう努める」との答弁に対し井上氏は、「一律機械的な選定でなく伐採以外の対応など1本1本丁寧に適切な選定を」と強調。「市民的議論が足りず、市が樹木の撤去を一方的に進めていると市民には見えている。行政、専門家、市民の三者でワーキンググループをつくって十分な議論をするなど、市民が納得のいく説明をすべきだ」と提案しました。
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