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街路樹伐採は乱暴 井上市議が一時中止要請 |
井上ひろし市会議員 2023年12月8日
日本共産党の井上浩大阪市議は8日の市議会建設港湾委員会で、「公園樹・街路樹の安全対策事業」における「倒木などのリスクが低い樹木」の今年度の伐採をいったん中止し、伐採の判断について市民に丁寧に説明し市民の意見を聞く双方向の民主的プロセスをふむよう強く求めました。
井上氏は、ヒートアイランド対策を進める市として「都市の気温上昇を抑える緩和策や暑さによる人の健康への影響等を軽減する適応策として街路樹や公園樹など緑を増やす取り組みが重要」だとする答弁を重視しました。
市が委託した樹木医の調査鑑定結果でも伐採の必要はないと判定された扇町公園(北区)のケヤキについて「現場を見たが根上がりは確認できなかった。一部根が露出しているだけで伐採対象と判断するのはあまりにも乱暴」だと批判。「縁石を持ち上げているならまず縁石を直したらどうか」と迫りましたが、「総合的に判断」したとの答弁に終始しました。
外部委託の専門家による「樹木調査結果」において約7割の樹木が「伐採する必要がない」との区分に該当しながら、市職員が少しでもリスクがあると判断すれば伐採するとする当局の判断基準に対し「基準として明確でなく専門性も合理性も客観性も著しくかけている」と批判しました。
(2023年12月13日付しんぶん赤旗) |