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公園樹伐採中止・延期を
井上議員が要求

井上ひろし市会議員

2024年2月20日

 

 日本共産党の井上浩大阪市議は20日の市議会・建設港湾委員会で、「公園樹・街路樹の安全対策事業」をめぐり、短期集中の伐採・撤去計画はいったん立ち止まり、樹木医が切らなくていいと診断した樹木は残して日常の維持管理で経過観察するとともに、市民との「双方向型の説明会」を積極的に実施するよう強く求めました。

 井上氏は、1月5日に実施した扇町公園(北区)ケヤキ前での説明会について、参加した市民の声を受けて「いったん持ち帰って検討する」とした当局の対応を大きく評価。「参加した市民の納得が得られなかったことをどう受け止めているか」との質問に当局は「ご意見をふまえて丁寧に説明する」と答弁しました。

 当局は「健全度」で伐採の根拠が薄弱な樹木を含め安全・安心な市民生活に支障を及ぼすおそれがあるとの態度に固執。井上氏は、条例で同事業が環境アセスメントの対象外とされたことに関連して、同事業が環境に与える負の影響について追及しましたが、当局は言及しませんでした。

 井上氏は、市民の意見の入る余地のない行政の一方的な姿勢に大きな問題があると批判。「科学的根拠を示し、真摯(しんし)に市民と向き合う姿勢や専門家の診断を尊重する姿勢が必要」だと強調しました。

(2024221日付しんぶん赤旗)