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総合病院の設置実現を一刻も早く

民生保健委員会で小南かおる議員

小南かおる市会議員       

 2006年2月24日

 日本共産党の小南かおる大阪市会議員は24日、市議会民生保健委員会で「南港ポートタウンに総合病院の建設を求める」請願書の質疑をおこないました。

小南議員は、これまでに請願、陳情として1990年12月を最初として、のべ7回提出され、いずれも、議論の末、継続審査にとどまってきたことをのべ、「この請願、陳情が、これだけ提出されるのは、市が1973年に発表した『南港ポートタウン構想に関する報告』や港湾局発行パンフレットで病院や診療所設置を宣伝し、大阪市が全面的にバックアップしたまちづくりと認識したからだ」と指摘し、未だに建設されない総合病院について大阪市の責任をきびしく批判しました。

小南議員は、「南港ポートタウン構想」発表時は、経済も右肩上がり、病床規制もなく一番実現の可能性が高いときだったとのべ、このときに、大阪市としては、本当に住民になくてはならない施設の位置づけをして取り組んできたのかとただしました。そして、「経過からみれば、大阪市の責任は重大、明白だ。29年間も建設されないことの反省の上にたって、一刻も早く総合病院が実現できるようあらゆる手だてを講じるべき」と迫りました。

小南議員は、現在進出予定の民間病院について、「地元が困惑している。住民が求める総合病院なのか、そうでないのか」と問い、住民の要望があれば、説明会を開き、住民の不安を取り除くことを要望しました。さらに、港湾局の「応急診療所」の代替医療機関とする問題にもふれ、たしかな確認をとって、住民の納得する体制を確保するよう強く求めました。

市当局は、実現に鋭意努力していきたいと答弁し、現在の民間病院進出は、総合病院とは別の事業であることや応急診療所については、充分な話し合いで体制を確保したいとのべました。