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夜間応急診療所について質疑 公営決算委員会で石川かんじ議員 |
石川かんじ市会議員 2006年10月2日 |
10月2日、大阪市会の公営・準公営決算特別委員会が開かれ、日本共産党の石川かんじ議員は、南港ポートタウンの夜間応急診療所について質疑しました。 大阪市港湾局は、1977年(昭和52年)住之江区南港中地域に「南港ポートタウン」事業として新しい町びらきをしました。その構想には総合病院も誘致するということでしたが、未だに実現していません。ここにきて南港ポートタウン地区内に「あびこ病院」という民間病院の誘致が決まりました。 ところが、この病院の進出と同時に、南港中2丁目にある「夜間応急診療所」が閉鎖されることになり、地元住民の中に不安が広がっています。 石川議員は、土地の売買契約書の中に「夜間急病診療所の機能継続」が契約条項に明記されているのか、港湾局は、あびこ病院の夜間救急について補助金や助成金、特別給付など財政的な支援を約束しているのか質問しました。 港湾局臨海地域活性化室の開発調整担当薮内弘課長は「契約書の中にそういう記載はない。助成等は必要ない」と答えました。 石川議員は、南港ポートタウンの夜間応急診療所に対し、港湾局が「負担金」として年間3300万円が支払われていた事実を示し、このの負担金が出ないという事は、口約束程度の拘束力しか持たないのだと指摘。地元では、あびこ病院が地元医師会や住民への説明後、病床数などの変更があるらしいという噂が出て、不安が広がっている事を紹介しました。あびこ病院は民間病院だから、今後の医療法改悪や介護保険法改悪等で、病院が対応を迫られたら、病床変えることも、診療科目変えることも、施設の有効利用の変更もあり得る。「夜間の診療は、もう、とてもじゃないけれども引き受けられない」とあびこ病院が手を放したら、港湾局が「夜間応急診療体制」を復旧するのは当然だと迫りました。 薮内課長は将来的な話とし「今後のポートタウンに関わる医療問題、その時々の地域医療の状況を勘案しながら、健康福祉局、地元の住之江区役所の関係局で協議しながら、進めていきたい」と答えました。 石川議員は関係局で協議するような性質の問題ではない。港湾局が責任を持って、原型復帰をし、地元住民が安心できるように、誠実な態度を取るよう強く要望しました。
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