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乳幼児医療費助成の拡充で

安心して子育てできる大阪市に

文教経済員会で山中智子議員が陳情採択主張

山中智子市会議員

2006年6月27日

 6月27日の文教経済委員会で、日本共産党の山中智子議員は、乳幼児医療補助の拡充を求める陳情について質疑しました。

 山中議員は乳幼児医療補助の拡充に関して、今年11月から小学校3年までの入院のみ補助を拡充したことについて「なぜ入院だけなのか」と質したのに対し、子ども青少年局は「特に入院費の経済的負担が大きい」と答えました。山中議員は「通院でも例えばアトピーなどの継続する治療は負担が大きい」ことを指摘しました。

 また山中議員は「全国では中学生まで医療費助成を拡充しているのが流れになっている」と指摘し「もし市の財政的な問題で拡充が進まないのなら、例えば小学校1年生まで拡充したときの試算などはあるのか」と質しましたが、子ども青少年局は「データはない」と答えました。山中議員は「小学生の親にアンケートを取る等の手段はいくらでもある。具体的に検討する時期だ」と厳しく指摘しました。

 山中議員は、今まで行ってきた医療助成の評価に関して、今後医療費助成の拡充が必要か必要でないか質したのに対し、子ども青少年局は「少子化対策の総合的施策の推進を図る中で検討していく」と繰り返し答え、「必要かどうか」の態度については明言を避けました。

 医療費助成制度は市が単費で行っていたときは無料だったのに府の制度にならって500円の一部負担を取るようになったことは大きな後退であり、直ちに無料に戻すべきと強く要望しました。

 陳情は与党の多数で「継続審議」になりました。