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救急医療体制の拡充は緊急の課題

決算特別委員会でわたし考一議員が主張

わたし考一市会議員       

 2008年1月21日

 1月21日に開かれた大阪市会決算特別委員会で、日本共産党のわたし考一議員は、大阪市の救急医療体制の拡充を求めて質疑しました。

 わたし議員は、「5分以内がのぞましい」とされる救急車の到着時間が、10分を超えるケースが2006年までの10年間で1.5倍になるなど、年々増加していることを紹介。大阪市が今年度救急隊を10隊増やすとしているものの、その内5隊は消防との兼任だと指摘し、救急隊を計画的に増やしていくことが必要だと強調しました。

 また、わたし議員は、現場から病院までの搬送時間が、2002年の15.3分から2006年19.6分と年々長くなり、20分を超える場合も増えていることは大問題だと指摘。その原因は、患者の受け入れ先を探すことに時間がかかっていることにあり、市内の2次救急医療機関が平成17年の93ヶ所から平成19年には87ヶ所に減っていることを明らかにしました。そのうえで、医師不足の解消は緊急の課題であり、国にも医師の増加を求めることが必要だと主張しました。

 平松市長は、「非常に重要な問題であり、国に要望する」と答えました。

(しんぶん赤旗:2008年1月29日付)