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「国民年金保険料滞納者に

国保短期証交付はおこないません」

北山議員の質疑に大阪市当局答える

北山良三市会議員       

 2008年6月24日

 日本共産党の北山良三大阪市会議員は24日、市議会民生保健委員会で質疑にたち、国民年金保険料未納者にたいして、国民健康保険料を満額納付していても、国保の短期証に切り換えるという制裁措置をおこなわないよう求めました。

 これは、市町村の判断によって、国保加入者で国民年金保険料の未納がある場合に、国保料満額納付者にも短期証を交付することができると本年4月1日から改悪・実施されているものです。政令市のなかでも神戸市、札幌市、北九州市が実施を見送る予定です。

 北山議員は、「国民年金と国民健康保険という、まったく、別制度のものをリンクさせて新たな混乱をもたらす制度」と厳しく批判。大阪市は、国民年金保険料の滞納者の納付事務の受託機関になるべきではないと強く求めました。

 健康福祉局は、「現在、国民年金の未納者にたいしまして短期保険証の発行はしておりません」と答弁しました。

 北山議員は、「制度として全く別なものをリンクさせること自身が筋のとおらないこと」と指摘し、今後においても納付事務を国に対して申請しないよう重ねて要望しました。